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いちぶ記事抜粋ーーーーーーーーーーーーーーー
京都の伝統美とデニムを融合したぬいぐるみ「でにぐま」に予約が殺到している。販売製造元の京都デニム(京 都市)のデザイナー、桑山豊章氏によると、2011年10月の発売以降好評だったが、2月にテレビで紹介された後にさらに注文が殺到。現在は納品までに2 カ月前後かかる人気だという。「お友達が持っているのを見て欲しくなったというお話もあり、口コミでも広がっているようです。京都の伝統的な和の技法と、 日本のアニメーションのようなポップな色使いという意外なコンビネーションが魅力なのかもしれません」と桑山氏は話す。なお、売り上げの一部は東日本大震 災の被災地へ送られているという。
同社は、京都の伝統的な染色の技をデニムに施したオリジナルのジーンズやパーカー、バッグ、ポーチなどを製造販売し、人気を集めている。でにぐま は、こうした商品を作る際の端切れの有効活用として職人たちの趣味で生まれたものだが、その評判が良かったことから商品化された。当初はクマだけでスター トし、1カ月後にはウサギが登場、その後はシカ、ブタ、カエルが仲間入りし、3月からは新たにペンギンがお目見えしたばかり。
16から20個の細かいパーツを組み合わせて丁寧に作られたぬいぐるみは、手足が可動式となっており、座る、手を挙げるなどポーズを変えられる。 小さなサイズには着物の帯締めなどに使う組みひもでできたストラップが付いており、バッグなどに下げられるほか、目や連結部分に使用する木製のボタンも一 つひとつ染色されているなど随所に伝統の技が光る。本物志向で約5000円という価格とあって、大人から人気を集めており、主な購買層は30~50代の女 性だが、意外に男性(40~60代)からの注文も多いそう。
「ぬいぐるみを縫製する際は、生地を中表にして縫い合わせて最後に表地を裏返しますので、デニムのような厚い生地で作るには手間と技術が求められ ます。お待ちいただいて恐縮なのですが、一つずつ手作りしておりますので大量生産は難しいのです。まとまった数が完成しましたら、納品前に予約されたお客 様に写真をお送りし、好みのぬいぐるみを選んでいただき、お送りしております」と桑山氏。世界でたったひとつという“個体差”がまた愛着が湧くポイント だ。顧客からは携帯のストラップに付けられるような小型なものを望む声もあるが、デニム生地で作るには、今のサイズが限界なのだとか。確かにペンギンの足 の水かきやシカの角など細かい部分を硬い生地できれいに作るには今のサイズでも至難の業なのだろう。
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